科目情報
10017102
消費者行動論 / Consumer Theory
教授 原田 曜平
授業の概要
日本は長期的にデフレが続き、他の先進国に比べ給料も上がらず、バブル期の「ジャパン・アズ・ナンバー1」の時代に生まれたウオークマンや、世界に先駆けて生まれた環境車・プリウス、世界初のインターネットを搭載した携帯「i-mode」のようなイノベーションが生まれ難くなっている。一方、世界ではGAFAに代表される超グローバルカンパニーがイノベーションを生み出し、様々な企業を飲み込みつつある。イノベーションの根源にあるのは消費者インサイトであり、複雑な現代社会はこれが大変見え難くなっており、これを見つけるための手法や考え方をこの授業で学ぶ。
授業の目的
様々な調査手法を学び、マーケティングにおいて最も重要な、そして、現代では見え難くなっている「消費者インサイト」を発見できるようにすること。テクノロジー発想、技術発想は日本の大きな武器ではあるが、ややもするとこれに偏りがちな理工系の学生にこそ「消費者インサイト」を学び、日々、これに敏感に生活する力をつける。
達成目標と学修・教育到達目標との対応

達成目標 学修・教育到達目標との対応
1. 定量調査を理解し、実施することができるようになる
2. 定性調査を理解し、実施することができるようになる
3. 「消費者インサイト」を理解し、各種調査手法を用いてそれを導き出せるようになる
達成目標との対応・割合

中間試験 期末試験 合計
1. 20% 15% 35%
2. 20% 15% 35%
3. 10% 20% 30%
合計 50% 50% -
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. 自己紹介、過去業務紹介、授業の意義・今後の方針 シラバス読み込み 30分
2. リサーチ概論①(定量調査) 前回の復習 90分
3. リサーチ演習①(定量調査) 前回の復習 90分
4. リサーチ概論②(定性調査) 前回の復習 90分
5. リサーチ概論③(定性調査) 前回の復習 90分
6. 中間試験①:Z世代のインサイト分析・個人発表① トレンド収集・パワポ作り 90分
個人発表の準備 360分
7. 中間試験②:Z世代のインサイト分析・個人発表② トレンド収集・パワポ作り 90分
個人発表の準備 360分
8. 消費者理解① Z世代とは① 前回の復習 90分
9. 消費者理解② Z世代とは② 前回の復習 90分
10. 消費者理解③ ゆとり世代とは 前回の復習 90分
11. 消費者理解④ デジタルシニア世代とは① 前回の復習 90分
12. 消費者理解⑤ デジタルシニア世代とは② 前回の復習 90分
13. 期末試験①:Z世代のインサイト分析・グループ執筆① グループディスカッション、文章化 90分
全体発表の準備 360分
14. 期末試験②:Z世代のインサイト分析・グループ執筆② グループディスカッション、文章化 100分
全体発表の準備 360分
合計 - - 2650分
評価方法と基準
中間試験のインサイト分析の個人発表50%。期末試験のグループによるインサイト分析の文章化が50%。評価基準は以下のとおりです。・課題の要求に沿って答えている。目標(下限)レベルに達している。・・60%・課題の要求に適切かつ論理的に答えている。目標レベルを満たしている。・・70%・課題の要求を超えた優れた回答。目標レベルを上回る。・・80%以上。なお、編集者と学生の承諾があれば、優秀文章を東洋経済オンラインの私の連載「Z世代のリアル」(https://toyokeizai.net/list/author/%E5%8E%9F%E7%94%B0+%E6%9B%9C%E5%B9%B3)に掲載予定。
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
授業内でフィードバックを行います。
教科書・参考書
以下、参考書。Z世代(光文社)、それ、なんで流行っているの?(ディズカバー)、世代論の教科書(東洋経済)、ヤンキー経済(幻冬舎)、平成トレンド史(角川)、さとり世代(角川)
履修登録前の準備
特になし
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • オフィスにいる時(まだ現時点では予定が決まっていません。授業でお伝えします)、あるいはメールやラインでいつでも
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当する 広告会社のマーケティング職種で培った経験
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12.つくる責任 使う責任
最終更新 : Tue Mar 19 04:09:28 JST 2024