科目情報
6M226900
細胞生理学特論 / Special Lecture on Cell Physiology
教授 吉村 建二郎
准教授 廣田 佳久
授業の概要
近年、細胞生物学をの分野の進展は目覚しく、さまざまな研究分野において分子・現象・生理機構が明らかにされている。細胞の基本機能の異常は疾患と関連しており、医学の面からも重要生が認識されている。本特論では、感覚細胞等の具体例を題材にしながら、細胞のシグナル伝達や細胞運動・骨格の働きを解説する。多くの生理現象に関与している普遍的な機構と、特定の生理現象にしか使われていない機構との組み合わせにより、生体の多様な機能が可能となっていることを議論する。
授業の目的
感覚細胞等の具体例を題材にしながら、細胞のシグナル伝達や細胞骨格の働きを理解する。
達成目標
  1. 細胞の刺激受容の分子メカニズムを説明できる。
  2. 細胞における情報伝達機構を説明できる。
  3. 細胞骨格と細胞運動の役割を説明できる。
達成目標との対応・割合

試験 合計
1. 40% 40%
2. 30% 30%
3. 30% 30%
合計 100% -
授業で使用する言語
日本語(英語対応も可)
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. ガイダンス(1)吉村
細胞の電気的興奮
・静止膜電位、活動電位が生じる機構
・イオンチャネル
・細胞膜と膜タンパク質
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
2. 光受容の分子メカニズム
・桿体と錐体
・Gタンパク質、Gタンパク質共役受容体
・cyclic nucleotide gated channel
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
3. 化学受容の分子メカニズム
・味細胞
・細胞内カルシウムストア
・イノシトール3リン酸
・プリン受容体
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
4. 機械受容の分子メカニズム1
・聴覚の原理
・有毛細胞
・平衡感覚
・加速度感覚
・触覚
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
5. 機械受容の分子メカニズム2
・ピエゾチャネル
・ヘミチャネルと癌の転移
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
6. 細胞内情報伝達の分子メカニズム
・Receptor tyrosine kinase
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
7. 細胞骨格と細胞運動
・アクチン、微小管、中間径フィラメント
・細胞骨格の局在と形態と運動
・ミオシン、ダイニン、キネシン
・重合を用いた運動
・重合調整タンパク質
関連するプリントおよび論文を予習、復習する。 180分
8. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
9. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
10. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
11. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
12. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
13. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
14. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない 0分
15. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない
16. 3Qの授業なのでこの回の授業はない 該当しない
合計 - - 1260分
評価方法と基準
試験(100%)で評価する。総合点の60%以上を合格とする。総合点の60%は、講義の内容の要点を理解し、他の人に内容を簡潔に説明できるレベルである。
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
授業内と授業外でフィードバックを行います。
教科書・参考書
プリントおよび論文を配付する。
履修登録前の準備
生化学、分子生物学、細胞生物学の知識を復習しておくこと。
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 月曜日の昼休み、授業終了後の1時間
  • 訪問を事前にメール等で連絡することが望ましい
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
  • 対人基礎力を育成する科目
  • 対自己基礎力を育成する科目
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が概ね半数
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
最終更新 : Wed Oct 02 04:04:08 JST 2024