Graduation Thesis 3

Course title

H0063000

Graduation Thesis 3

Course description

土木分野に関する課題を発見し，その課題を解決する方法論の提案・検証・評価のサイクルを学びます．具体的には，土木工学および土木工学に関連する数学・力学・統計学・社会学などの知識にもとづいて，課題を発見し，課題を解決する方法論を提案し，実験装置・環境の構築やプログラミングなどにより方法論を検証し，精度検証・性能検証・アンケート調査などにより方法論を評価します．7月に卒業研究の報告会を実施します．

Purpose of class

土木分野に関する課題を発見し，その課題を解決する方法論の提案・検証・評価のサイクルを学ぶことで，土木技術者に求められる能力を育成します．育成する能力は，具体的に「技術者としての姿勢」「問題解決力」「構想力，問題設定力」，「文章作成力・対話力」，「自己学習力」を設定しています．

Goals and objectives

課題の背景を理解し，研究の意義を説明できる
専門知識を活用し，適切な実験や解析を行い，結論を出せる
課題を整理し，専門知識を活用し，課題に対する解決策を提示できる
論理的な技術文章を作成できる．自分の意見を正確に伝えると同時に，相手の意見を理解し適切に応答できる
自主的かつ継続的に学習し，学習結果を評価し，その評価をもとに，次の課題を設定できる
研究実施において期間内に行うべき計画を立案し，その計画に沿って研究を進めることができる

Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

	指導教員による評価	Total.
1.	25%	25%
2.	10%	10%
3.	10%	10%
4.	35%	35%
5.	10%	10%
6.	10%	10%
Total.	100%	-

Evaluation method and criteria

指導教員による評価
- ゼミ活動（達成目標1：25%（技術者としての姿勢），達成目標2：10%（問題解決力），達成目標3：10%（構想力，問題設定力），達成目標4：35%（文章作成力・対話力），達成目標5：10%（自己学習力），達成目標6：10%（ゼミ活動））
（自分の研究および実験の実施や他学生の実験協力，アイデア創出の量と質，意見の量と質，他学生への助言，提出物の質などを含めるゼミ活動の内容を向上するゼミへの貢献度を軸として，上記「技術者としての姿勢」「問題解決力」「構想力，問題設定力」，「文章作成力・対話力」，「自己学習力」，「ゼミ活動」を評価する）

Language

Japanese

Research Guidance

社会・教育心理学研究

Research Content

研究指導名：社会心理学／教育心理学／教育工学
心理学とは，目に見えないもの（心）を測定して数量化し科学的に研究する学問です．目に見えないものとは具体的には，意識・認識（防災意識・事故防止），イメージ（土木のイメージ），感じ方（景観，安心・安全），能力・スキル（コミュニケーション能力），意思・意見（合意形成，同調），性格，興味・関心，態度などがあげらられます．測定の方法としては，アンケート調査，実験，面接，行動観察，文章，テキストなどがありますが，卒業研究では主にアンケート調査を実施することになります．科学的に研究するために，心理学では統計解析を使用します．具体的には，記述統計，回帰分析，重回帰分析，因子分析，数量化理論，相関分析，分散分析，共分散構造分析，項目反応理論，テキストマイニングなどの手法を使用します．

具体的な研究テーマ
１．合意形成・意思決定・コミュニケーション
社会基盤整備や地域計画を巡る意思決定プロセスでの利害対立（コンフリクト）解消のための問題解決的なコミュニケーションとは
⇒社会的ジレンマ，ゲーム理論　／　問題解決モデルに基づく話し合い
２．景観領域
市民の意識と参加の重要性．市民が感じ，考える「よい」景観とは，どのような要素で決まるのか
３．防災教育・意識
災害が来るとは思っているのに，なかなか具体的な備えをしないのはなぜか．人はなぜ逃げおくれるのか．
正常性のバイアス等の人の不合理な思考の傾向を理解して，防災教育や意識改革を研究する

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