科目情報
R2820100
情報処理II / Information Processing 2
教授 市川 学
教授 小山 友介
准教授 持永 大
授業の概要
この授業では、デザインソフト、表計算ソフト、自然言語処理ソフト、プログラミング言語を利用して、建築、都市、環境、社会の問題解決に必要となる情報の収集、分析、報告ができるように、基本的な情報技術を習得します。実際に、環境システム学科と関係する情報を活用して、景観シミュレーション、データの整理・可視化・分析を行い、報告書の作成を行います。授業の最後には、総合課題を行い、情報処理IIで身に付けた技術を実践の中で活用します。なお、授業は並行して行われる「情報処理演習II」と連動して実施します。
授業の目的
環境システム学科の授業では年々高度になりつつある情報技術を教育研究の中で十分活用できるよう、データの解析の基礎と方法の習得、CGやVRによる空間設計やシミュレーションを行うために、応用ソフトウェアの活用方法を学ぶことを目的とする。建築、都市、環境、社会の問題解決に必要となる情報の収集、分析、報告の基本的な技術を習得します。
達成目標と学修・教育到達目標との対応

達成目標 電子情報システム学科 機械制御システム学科 環境システム学科 生命科学科 数理科学科
1. デザインソフトを用いて景観シミュレーションをすることができる。
C-2
2. 表計算ソフトの入力機能、関数機能、グラフ機能、分析機能を用いてデータの整理、可視化、分析、報告ができる。
C-2
3. テキストマイニングによりテキストデータの可視化、分析、報告ができる。
C-2
4. 地理情報を提供するWEBサービスを活用して、建築・都市・環境・社会の問題解決に必要な情報の収集、分析、報告ができる。
C-2
5. Pythonを用いて都市・環境・社会の問題解決に必要な情報の収集、分析、報告ができる。
C-2
達成目標との対応・割合

授業ノート 小テスト レポート 課題 合計
1. 10% 10%
2. 10% 30% 40%
3. 5% 5%
4. 5% 5% 10%
5. 5% 15% 10% 5% 35%
合計 10% 40% 45% 5% -
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. イントロダクションと総合課題0(レポートの書き方) シラバスを確認する 20分
レポートを書く際の注意点を調べる 180分
2. デザインソフトウェアを用いた景観シミュレーション
・景観シミュレーションの方法と効果
・シミュレーションによる評価
・操作と出力
・最適と考える橋の色彩塗り替えシミュレーションを提出
adobe photoshopを学術情報センターのサイトライセンスソフトウェアからダウンロードしておく 30分
ソフトウェアの操作の予習 170分
3. EXCEL1:エクセルの基本的な使い方
 ・入力・繰り返し入力
 ・絶対参照と相対参照
 ・関数
 ・オートフィルター
など
エクセルについて紹介されたWebページを検索し、目を通してくる 200分
4. EXCEL2:エクセルの高度な使い方
  ・様々な関数、条件分岐
  ・計算シミュレーション
提示した事前課題を学習 200分
5. EXCEL3:データ分析(1)
 ・テキストファイルの読み込み(ウィザード)
 ・グラフの作成
課題(予定):テキストファイルのデータを読み込み、整形して、グラフを作成
提示した事前課題を学習 200分
6. EXCEL4:データ分析(2)
 ・ヒストグラムの作成
 ・統計分析入門:T検定、回帰分析
課題(予定):テキストファイルのデータを読み込み、整形して、グラフを作成
提示した事前課題を学習 175分
エクセルに分析ツールを導入しておく 25分
7. REASAS
・REASASの特徴把握
・REASASを用いた地域分析
REASASの特徴・使い方を予習 60分
提示した事前課題を学習 120分
8. JーSTAT MAP
・J-STAT MAPの特徴把握
・J-STAT MAPを用いた地域分析
J-STAT MAPの特徴・使い方を予習 60分
提示した事前課題を学習 120分
9. テキストマイニング
 ・テキストマイニングとは
 ・ツールの紹介:KHCoder、ユーザーローカル
 ・ツールの利用
課題(予定):テキストファイルのデータを読み込み、分析して、簡単な報告書を作成
KHCoderのダウンロードと設定 30分
事前学習課題 170分
10. Python1
・データの読み込み
・データのクリーニング
・分析方法の設計
提示した事前課題を学習 200分
11. Python2
・PythonとExcelの連携
・データ分析の実践
提示した事前課題を学習 200分
12. python3
・データ分析結果の報告
提示した事前課題を学習 200分
13. 総合課題1
・景観シミュレーション
・テキストマイニング
・ExcelとPythonによるデータ分析
・報告書及び発表資料
提示した事前課題を学習 200分
14. 総合課題2
・景観シミュレーション
・テキストマイニング
・ExcelとPythonによるデータ分析
・報告書及び発表資料
提示した事前課題を学習 200分
合計 - - 2760分
評価方法と基準
授業に利用される授業ノート、授業中に行われる小テスト、提出するレポートなどにより評価する.100点満点中60点取得レベルは、授業で実施する例題が解けるレベルとする.
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
教科書・参考書
教科書は使用しません。授業・演習に必要な情報のほとんどはインターネットを検索することによって見つかります。わからないこと、気になることは、まずインターネットで検索をして情報を探してみましょう。その上で、教員やSAに相談してみましょう。
履修登録前の準備
情報処理I,情報処理演習Iを履修済であることが望ましい.
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 質問・相談などについては、情報処理II・情報処理演習IIのTeams上より、指定されたチャンネルに投稿するか、教員へチャットで連絡を取ってください。送信する曜日や時間帯は気にしなくて良いです。
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 対人基礎力を育成する科目
  • 知識活用力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 6.安全な水とトイレを世界中に
  • 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 使う責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 16.平和と公正を全ての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
最終更新 : Tue Sep 17 18:25:36 JST 2024