Course title
S0285000,S02850022
Overview of Wooden Architecture

KANISAWA Hirotake
Course description
 Wooden architecture is the basis of architecture. This class has two main objectives. The first is to learn about wood, a biological and natural material, forests, types of wood and their basic properties, the use of trees as a building material, wood processing techniques, the history of these techniques, and even the current distribution system. The second is to learn about the structure and construction methods of wooden architecture, the names of the components, the steps for constructing a building, the construction methods for each part that makes up a building, and how the components fit together.
Purpose of class
木造建築は、建築の基本であるにも関わらず、日本の大学では木造を教えることがなく、正しく木造を理解している設計者、管理者は皆無と言っても過言でない。そういった中で、世間のニーズに応え、木造業界を担っていく人材の育成、そのための、必須の基礎を横断的に学ぶのがこの授業の目的である。
Goals and objectives

Goals and objectives Course Outcomes
1. 生物としての木の性質と自然素材としての木材の性質や性能を正しく理解し、良い木材を選ぶ方法や木材を長持ちさせるための方法を説明することができる。
4.
2. 自然素材としての木の特徴に基づいた木の利用方法や加工方法、接合方法等を理解し、適切に建物に木材を用いる方法を説明することができる。
4.
3. 木造建築の架構、つくる手順、各部位の役割などについて正しく理解し、木造建築の設計方法を提示することができる。
4.
4. 仕上や造作を含めて木造建築の部位、部材等の名称とそれぞれ役割を正しく理解し、説明することができる。
4.
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

授業内レポート 年末レポート 試験 Total.
1. 10% 2% 10% 22%
2. 15% 6% 10% 31%
3. 10% 1% 10% 21%
4. 15% 1% 10% 26%
Total. 50% 10% 40% -
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ガイダンス
授業計画と木造建築を学ぶ目的、意義について統計データや実例に基づいて解説する。
1年生で学んだ木造建築の設計製図について良く資料を確認してくる 90分
2. 木造建築の材料に関する建築計画的知識01
鉄、コンクリート等の建築材料と木材について強度を中心に比較検討し、木材の基本的性質を知る。
復習と自然素材としての木に関する予備知識 90分
3. 木造建築の材料に関する建築計画的知識02
自然素材である木材について、性質の時系列的変化とその対策について具体的データや事例に基づいて検証する。
復習 90分
4. 木造建築の材料に関する建築計画的知識03
木材の耐火性や耐久性に関して具体的データや設計等で用いる数値に基づいて検証し、それらを考慮した上での利用方法について建築計画的に学ぶ。
復習 90分
5. 木造建築における木の用法01
まず、木造建築に用いられる樹種とその基本性質について学び、樹種の見分け方、適材適所の考え方について学ぶ。
復習 90分
6. 木造建築における木の用法02
木造建築の構工法の変化と加工に用いる道具(鋸、鉋、鑿など)の関係についての歴史を概観し、技術や技能と建物の仕様やデザイン等の関係について学ぶ。
復習 90分
7. 木造建築における木の用法03
木造建築を正しく理解するための要である、木取りと木使いについて、上下、裏表、色目、木理等の正しい使い方を耐久性、狂い、変形等の関係から学び、使用箇所、使用方法等について理解する。
復習 090分
8. 木造建築における木の用法04
木を使う上で乾燥は最も重要な事項であるので、木材の含水率の考え方、乾燥の方法、含水率と木の変形等の関係等々についての基本知識を、演習を交えながら正しく理解する。
復習 90分
9. 木造建築の構法01
木造建築の架構形式とそれぞれの特徴を、建築計画、デザインと構造の両面から学ぶ。特に軸組構法に関しては、伏図、軸組図の観点から正しい架構計画について理解する。
復習 90分
10. 木造建築の構法02
木造建築(住宅)をつくるプロセス(手順)について理解し、部材の勝ち負けや納まりについて理解する。また、木造建築の重要な技法である継手と仕口についての基本を学ぶ。
復習 90分
11. 木造建築の構法03
木造建築の基礎と土台について、地耐力の測定方法、施工順序、軸組との関係等、設計者、施工者の双方が知っておくべき必須事項の基礎を学ぶ。
復習 90分
12. 木造建築の仕上と各部構法01
木造建築の主要な構成要素である床、壁、屋根、天井の構法、部材の名称、施工順序と部材の勝ち負け、和室と洋室の造作、建具、見切りについて学ぶ。
復習 90分
13. 木造建築の仕上と各部構法02
木造建築の造作のうち床の間を中心に、部材の名称、納まり(ディテール)について理解する。
復習 90分
14. まとめと試験
木造建築に関して、ここまで学んだ重要事項の確認をした後、筆記試験を実施して理解度を判定する。試験の解答用紙を回収した後には、出題の意図と正答を解説する。
復習 90分
Total. - - 1260分
Evaluation method and criteria
100点を満点として、授業内レポート(50%)、年末に出題する継手レポート(10%)、最終試験(40%)の割合で合計点を算出し、60点以上を合格とする。60点は、建築士試験において木造関連の問題を解く際の最低限の水準、将来実務で木材および木造建築に関わる際の最低限の知見を得るのに必要なレベルを想定して設定されたものである。
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Feedback in the class
Textbooks and reference materials
LMSから毎回資料(オリジナルテキスト)を配付する
Prerequisites
1年生で学んだ設計製図の資料を確認しておくこと
Office hours and How to contact professors for questions
  • 授業後および事前連絡により適宜対応する
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
About half of the classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
N/A 該当しない
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
  • 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
  • 13.CLIMATE ACTION
  • 15.LIFE ON LAND
Last modified : Tue Feb 11 04:11:46 JST 2025