Course title
S20560002
Vector Analysis

HIROSE Sampei
Course description
ベクトル解析は流体力学、弾性力学、電気磁気学、熱伝導論などにおいて、基本的理論を展開するのに、数学的手段として発生、発展してきた。ベクトル解析は線形代数学や微分積分学の延長で、現象的な内容である。この授業では、2次元または3次元のベクトル場におけるベクトル値関数の微積分法を学ぶ。1変数の関数において、微分と積分が逆の演算であることを示す基本公式「f(x)のaからbまでの定積分はF(b)-F(a)に等しい. ただし、F'(x)=f(x).」をベクトル場において考えたのがストークス定理である。この定理は微積分法の基本公式の1つの多変数関数への拡張になっていることが分かる。
履修は微積分学2の単位を取得していることを条件とする。
Purpose of class
ベクトルの代数、ベクトル値関数の微分と積分、曲線・曲面・運動、スカラー場・ベクトル場を順次学ぶ。
Goals and objectives

Goals and objectives Course Outcomes
1. ベクトル、内積、外積の計算ができる。ベクトル関数の微分・積分の計算ができる。
3.
2. 曲線の弧長、接単位ベクトル、法単位ベクトルを求めることができる。曲面の法単位ベクトル、面積素を求めることができる。
3.
3. スカラー場の勾配を求めることができる。ベクトル場の発散を求めることができる。ベクトル場の回転を求めることができる。
3.
4. ベクトル場における線積分、面積分を求めることができる。
3.
5. 発散定理、ストークスの定理を使って積分の計算ができる。
3.
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

定期試験 課題 Total.
1. 8% 3% 11%
2. 8% 3% 11%
3. 16% 7% 23%
4. 16% 7% 23%
5. 22% 10% 32%
Total. 70% 30% -
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 線形代数1の復習(ベクトル、ベクトルの演算、方向余弦、内積、外積)
ベクトル関数の微分と積分
予習として授業資料と教科書p.1-p.11、p.14-p.18を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
ベクトル値関数について予習。教科書pp.14-20 70分
2. スカラー場、ベクトル場、方向微分 予習として授業資料と教科書p.21-p.27を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
演習問題 90分
3. 発散、回転 予習として授業資料と教科書p.28-p.35を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
演習問題 90分
4. 空間曲線 予習として事業資料と教科書p.36-p.39を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
空間内の曲線の表示方法を予習。教科書pp.36-39 70分
演習問題 70分
5. 総合演習 予習として第1回から第4回までの授業資料と教科書を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
6. 中間試験とその解説 1回目から5回目の復習をしておくこと。 190分
7. スカラー関数の線積分、ベクトル関数の線積分 予習として教科書p.40-p.43を通読しておくこと。復習として章末問題を解くこと。 190分
演習問題 90分
8. スカラー関数の面積分、ベクトル関数の面積分 予習として教科書p.43-p.47を通読しておくこと。復習として章末問題を解くこと。 190分
演習問題 90分
9. 発散定理 予習として授業資料と教科書p.50-p.52を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
10. 発散定理(一般)と発散定理の応用 予習として授業資料と教科書p.52-56を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
演習問題 90分
11. ストークス定理とストークス定理の応用 予習として授業資料と教科書p.57-p.61を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
演習問題 90分
12. 工学的な応用 予習として授業資料を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
13. 総合演習 予習として第7回から第12回までの授業資料と教科書を通読しておくこと。復習として課題を解くこと。 190分
14. 期末試験とその解説 7回目から13回目までの復習をしておくこと。 190分
Total. - - 3410分
Evaluation method and criteria
課題30%、中間試験35%、期末試験35%で合計100点とし、総合得点60点以上を合格とする。
試験は、資料の例題、演習問題、課題や教科書の問題と同レベルの問題とする。(60点の基準)
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
The Others 適宜行う。
Textbooks and reference materials
教科書:「ベクトル解析」、矢野健太郎・石原繁著、裳華房
参考書:要点がわかる「ベクトル解析」、丸山武男・石井望著、コロナ社
Prerequisites
線形代数1、微分積分1、微分積分2を履修していること。
Office hours and How to contact professors for questions
  • メールでも適宜対応する。
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
N/A 該当しない
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 4.QUALITY EDUCATION
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
Last modified : Fri Mar 14 04:09:29 JST 2025