Course title
F00430003
Design Consideration in Information and Communication Systems

SAKASHITA Tetsuya

GYODA Koichi
Course description
通信システムをサービスとして社会に実装するにあたり必要な理論、関連する基礎的な理論について講義を行う。具体的には、中央・分散型アーキテクチャ、データベース等の基盤技術と共に、IoT(Internet Of Things)に代表される応用技術の活用や、そこから生成されるデータの利用などを中心に講義を進める。また、通信システムを用いた社会実装における法的なリスク等においても講義を行う。講義では、実際の事例を用い解説する。
なお、テキストは、2回目以降、講義の前日までにフォルダーにアップしておくので事前に予習し、わからない用語は調べておくこと。
Purpose of class
理論として学ぶ各要素技術が、社会実装でどのように理解され、具体化されていくのか、その過程を実例を通じて示すことによって、設計・開発・運用という通信システムを実現する各プロセスの実践面における考え方等の理解能力を習得するため。
Goals and objectives
  1. 通信システムの社会実装される際の課題や、解決策について理解することができたか。
  2. 通信を利用したシステムが社会実装される際の考え方や課題(法的な課題を含)について理解することができたか。
  3. システムを社会実装する際に活用される通信分野の技術要素の重要性について理解することができたか。
  4. 社会において求められる業務の管理手法や、マネジメントの考え方の概要について理解することができたか。
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

レポート Total.
1. 35% 35%
2. 30% 30%
3. 20% 20%
4. 15% 15%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
レポートにより評価(100%)し、総合評価60点以上を合格とする。
(評価項目と配点)
1.興味があるITシステムを一つ選択し、図を用いて説明ができる。(20点)
2.上記1について、受講者が興味を持った点を論理的に説明できる。(25点)
3.そのシステムを、より付加価値が高いシステムに受講者が設計するとしたときに、どのようなポイントを考慮するか論理的に説明できる。(5点)
4.上記1~3を踏まえ、付加価値が高いシステムの全体像、ならびに、サービス提供のイメージ図を描き、論理的に説明できる。(30点)
5.上記1~4を実現するために身につけるべき能力は何か、論理的に説明できる。(20点)
なお、総合評価60点は、通信システムの実装に関する基礎的な知識が身についているということを示すレベルである。
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 通信システムの全体の俯瞰
(1)コンピュータと通信
(2)社会実装とは何か
(3)社会実装に求められる人材や知識とは何か
(4)IoT、AI、ビッグデータ等と通信システムの関係について
総務省通信白書の用語解説を一読しておくこと。下記、URLで公開(2021年3月時点)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/index.html 200minutes
2. 通信システムとアーキテクチャの概論
(1)アーキテクチャとは何か
(2)Society5.0におけるアーキテクチャの課題とは何か
(3)課題解決の方法
事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
3. 通信システムとIoT(internet of things) 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
4. 通信システムとロボティクス 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
5. 通信システムとAI(artificial intelligence)、ビッグデータ 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
6. 通信システムと宇宙 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
7. 通信システムとネットサービス 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
8. 通信システムと交通・物流 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
9. 通信システムと流通 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
10. 通信システムと金融 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
11. 通信システムと医療・ヘルスケア 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
12. 通信システムと行政 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
13. 通信システムとセキュリティ、法制度 事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
14. 通信システムにおけるマネジメント
(1)社会で働くようになった時に求められるマネジメントの考え方
(2)リスク管理の考え方
事前に資料を読み、わからない単語を調べておくこと。 200minutes
Total. - - 2800minutes
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Feedback in outside of the class (ScombZ, mail, etc.)
Textbooks and reference materials
教科書はオリジナルに作成した資料とし、授業の進捗に合わせて配布する。(初回授業以降、次回の資料を事前に配布(SCOMBにアップロード)するので、予習すること。)
参考書は適宜、紹介する。
Prerequisites
1.通信及びインターネットにおける基本的用語について理解しておくこと。
2.コンピュータシステム開発はどのような工程で進められているのかを調べておくこと。
なお、充分な予備知識が無くても理解できるよう通信ソフトウェアの歴史、周辺技術等の基礎的話からスタートし、詳細な内容へと進めていく予定である。
Office hours and How to contact professors for questions
  • 講義中に質問等を受け付ける。(前の回の講義の質問を含む)
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
N/A
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable 教員の紹介
 坂下哲也
(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 常務理事
【担当】電子情報利活用研究部・認定個人情報保護団体

日頃やっている業務
 電子情報の保護と利用に関する基盤整備の政策等の企画や推進
 (G空間(地理空間情報)、IoT、ブロックチェーン(分散型台帳技術)、PDS(Personal Data Store)AI、
  ビッグデータなど)
 個人情報取扱事業者における制度研究(GDPRなど)など

政府委員等
 宇宙政策委員会専門委員
 国立研究法人審議会臨時委員(JAXA部会長)
 準天頂衛星システム事業推進委員会委員
 シェアリングエコノミーサービス検討会議委員
 浦安市CIO補佐官(非常勤)
 静岡県デジタル戦略顧問
 ISO/TC211(地理空間情報)、TC307(ブロックチェーン)、TC321(EC)、TC324(シャアリングエコノミー)委員など

著作
 「信頼に基づくデータ流通の基盤に関する考察」(畠山久志監修『デジタル化社会における新しい財産的価値と信託』、商事法務、2022)など
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
  • 8.DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
Last modified : Thu Mar 20 04:11:25 JST 2025