科目情報
Q2830200,R2830000
情報処理演習I(データサイエンス) / Exercises in Information Processing 1(Data Science)
教授 市川 学
教授 小山 友介 この授業の2019年度のアンケートを参照
教授 長谷川 浩志
教授 渡邉 大
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准教授 持永 大
授業の概要
VUCA(Volatility,Uncertainty,Complexity,Ambiguity)時代の⼯学リテラシーであるデータサイエンスを共通的な素養として⾝につける.本講義・演習は,PBL(Project Based Learning)形式で実施し,情報倫理,実課題のデータを⽤いることでデータサイエンスに必要なデータの作り⽅と分析に必要な基本的な原理・技術を学修する.この学修を通じて,データサイエンスの⼀連のプロセスを体験する.
授業の目的
・情報社会のセキュリティと権利とは何かを情報倫理の演習・講義を通じて学ぶ。
・プログラミング言語Pythonを学び,データの収集・作成,分析・可視化を行い,データ分析結果の報告を行う。
・このデータ分析に際して,高校で学習した確率・統計の知識を再確認し,統計分析を行う。
・データサイエンスの技術である機械学習の基礎的概要を理解する。
達成目標と学修・教育到達目標との対応

達成目標 電子情報システム学科 機械制御システム学科 環境システム学科 生命科学科 数理科学科
1. データサイエンスに関する書籍,論⽂,インターネットの情報を理解することができる
C-2
C-2
2. 情報社会のセキュリティと権利を理解できる
C-2
C-2
3. データを分析に必要な形式
に変換することができる
C-2
C-2
4. 統計分析の⼿法を理解し活⽤することができる
C-2
C-2
5. 機械学習の基本を理解できる
C-2
C-2
達成目標との対応・割合

総合分析1 総合分析2 総合分析3 合計
1. 10% 10%
2. 10% 10%
3. 20% 10% 30%
4. 10% 20% 30%
5. 20% 20%
合計 40% 20% 40% -
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. ガイダンス
アイスブレイキング
情報共有ツールの利用
ScrapBoxの利用法を予習する 45分
2. 情報倫理とは何か
情報社会のセキュリティと権利とは何か
(ブレインストーミング)
情報倫理に関する情報を整理する 30分
情報社会のセキュリティに関する情報を整理する 30分
3. プログラミング言語Python:変数の利用
ソースコードの写経
エラーの解決
Pythonの変数を使ったコードを実行みる 45分
4. プログラミング言語Python:制御文の利用
プログラミング言語Python:繰り返し文の利用
エラーの解決
Pythonの制御文を使ったコードを実行する 30分
Pythonの繰り返し文を使ったコードを実行みる 30分
5. Pandasを使ったデータの読み込みと表示
制御文、繰り返し文を使ったデータ分析
Pandasを使ったコードを実行する 45分
6. データクリーニング
データ分析の基礎(制御文、繰り返し文を使った分析)
データクリーニングをする 30分
クリーニングされたデータを分析する 30分
7. データの可視化
統計分析
データ分析結果の報告
データを可視化する 30分
データの統計分析を行う 30分
8. 総合分析1(データの読み込み、クリーニング、統計分析、可視化) 分析結果の報告書を作成する 45分
9. Pythonによる母集団と標本
Pythonによる確率と確率分布
Pythonを用いた母集団と標本に関するコードを実行する 30分
Pythonを用いた確率と確率分布に関するコードを実行する 30分
10. Pythonによる分布
Pythonによる推定と検定
Pythonを用いた分布に関するコードを実行する 30分
Pythonを用いた推定と検定に関するコードを実行する 30分
11. Pythonによる区間推定とT検定
総合分析2(データの読み込み、クリーニング、統計分析、可視化、確率、分布、推定、検定)
Pythonを用いた区間推定とT検定に関するコードを実行する 30分
分析結果の報告書を作成する 45分
12. 教師あり学習と教師なし学習を用いたデータ分析
クラスタリングを用いたデータ分析
機械学習を用いたデータ分析コードを実行する 45分
13. 単回帰分析を用いたデータ分析
重回帰分析を用いたデータ分析
回帰分析を用いたデータ分析コードを実行する 45分
14. 総合分析3(データの読み込み、クリーニング、統計分析、可視化、確率、分布、推定、検定、機械学習) 分析結果の報告書を作成する 45分
合計 - - 750分
評価方法と基準
総合分析1~3までの報告書をもとに評価する.合計点の100点換算の60点は、(学修・教育目標の中レベル)以上で合格とする。
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
教科書・参考書
授業で利⽤するデータ,資料は随時配布する
履修登録前の準備
情報処理Iを並行して履修していること
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • Teamsの専用チャンネルを通じて随時受け付ける
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
  • 対人基礎力を育成する科目
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当する 情報処理サービス産業の業務経験を踏まえた課題設定とプログラミング取得⽅法を実践する.
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を
最終更新 : Mon Mar 24 04:05:59 JST 2025