Course title
N06403032
Fundament of Fluid Dynamics

WATANABE Nobuo
Course description
気体と液体とを総称して流体と呼ばれる。私たちが生活している身の回りにおいては、これら流体の様々な流れが存在している。機械システムにおいても流体を取り扱うものは非常に多く、流れ挙動を把握する事は重要である。本講義は、流れの題材を出来るだけ身近のものから捉え流れの諸現象の物理的面を理解する事に重点を置き解説する、その後で演習によりさらに理解を深める。講義は流体の挙動に対して興味が抱けるように進めていく。授業の後半は、生体内流れに関して取り上げ、対流・拡散・浸透現象や、生体内の循環動態を学ぶ。
Purpose of class
産業界での流体工学、あるいは、生体中の血液循環についての考え方も、基本的には流体力学(流れ学)的に解釈できる。そこで、本「流れ学」授業においては、将来の液体を取り扱う時の基本的な概念として、静水圧の基本的な知識から単純なせん断流れ、レイノルズ数などの流体力学の基本となる知識を学生に習得してもらう。これにより、流体が関係する研究活動を行う人にとって役立つ知識を学生に提供する。加えて、生体内の流れ環境の基礎として、対流・拡散・浸透現象について理解を深める。
Goals and objectives
  1. 流体の特徴と粘性を理解している
  2. 静止流体中の圧力、浮力が計算できる
  3. 連続の式とベルヌイの式、加えて摩擦損失を理解している
  4. 層流と乱流、レイノルズ数を理解している
  5. 生体内の流体、その流動現象としての拡散・浸透・対流を理解している
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

連続体・粘性を理解している 連続の式、せん断応力の式を理解している エネルギの式、摩擦損失を理解している 身体の中の流体構成が言える 心臓血管系の血液流動を説明できる Total.
1. 4% 4% 4% 4% 4% 20%
2. 4% 4% 4% 4% 4% 20%
3. 4% 4% 4% 4% 4% 20%
4. 4% 4% 4% 4% 4% 20%
5. 4% 4% 4% 4% 4% 20%
Total. 20% 20% 20% 20% 20% -
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 本講義で学ぶ内容の基礎から応用までの総紹介(一般的な流体力学で学べる範囲、および生体内の流体挙動について)、流体の特徴 連続体 国際(SI)単位 国際単位について予習して下さい。クヌーセン数について。 60minutes
2. 連続体の考え方、ニュートン流体、粘性について、クエット流れ(単純せん断流れ)について ニュートン流体について予習 60minutes
3. 身体の中の流体、生体内の液体構成について 医学生理学の基礎として体の中の流体を調べてみましょう。またそれらがどのように存在するか、移動するか考えましょう。 60minutes
4. 拡散、浸透、対流、浸透圧と細胞形状について 拡散、浸透、対流、浸透圧と細胞形状について学びます。それぞれのキーワードを調べ、且つその原理を理解できるよう調べてみましょう。 60minutes
5. 静止流体中の圧力、浮力について 圧力の発生する原理を理解しましょう。 60minutes
浮力は圧力の産物です。その原理を言えますか。調べてみましょう。
6. 重力場での静止流体、圧力についての計算問題 圧力の演習問題に取り組みます。式の予習をしましょう。なぜその式になるか理解する事が大切です。 60minutes
7. せん断応力演習、連続の式、管内流れ、基本的な流体の式(層流で) 流体内で発生するせん断応力の式を調べましょう。 60minutes
連続の式の意味を理解しましょう。 60minutes
管内流れの式を調べましょう。 60minutes
8. 流れにおけるエネルギ、エネルギ損失 ベルヌイの式を理解しましょう。 60minutes
9. 心臓血管系の流れ学 心臓の働きを調べましょう。そこに隠れている力学的な法則を理解しましょう。 60minutes
10. 血液の非ニュートン流体特性・毛細血管での水分移動を学ぶ 血液は非ニュートン流体です。調べてみましょう。 60minutes
微小循環における流れを調べてみましょう。そこに隠れている法則性も理解できると素晴らしいです。 60minutes
11. 層流と乱流、流れの相似、流れの可視化技術 レイノルズ数について調べてみましょう。層流と乱流、流れの相似則、いろんな技術に繋がっています。 60minutes
12. 流れ学演習問題 今まで学んだ流体力学についての演習問題を解いてみましょう 60minutes
13. バイオ流れ学演習問題 心臓の解剖学、心臓のポンプ能力の仕組み、電気信号について調べよ 60minutes
浸透圧の計算ができるようになりましょう。 60minutes
14. 本講義内容についての総合演習 これまでの講義内容を復習せよ 60minutes
Total. - - 1080minutes
Evaluation method and criteria
レポート10%、中間テスト40%、 期末試験50%、 合計60%以上で合格
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Textbooks and reference materials
プリント配布予定
Prerequisites
参考書 基礎 流体力学・水力学演習 原田幸夫著、 流体力学 日野幹雄著、物理学選書14流体力学(前編)今井功著、図解によるわかりやすい流体力学第2版 中林功一・山口健二共著、
Office hours and How to contact professors for questions
  • 授業中にできるだけ質問してほしいですが、授業直後の休み時間にお願いします。
  • 授業中に声をかけるか、研究室まで来て下さい。
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates a basic self-management skills
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
Active-learning course
About half of the classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
N/A 該当しない
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 3.GOOD HEALTH AND WELL-BEING
  • 4.QUALITY EDUCATION
  • 6.CLEAN WATER AND SANITATION
  • 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
  • 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
  • 13.CLIMATE ACTION
  • 14.LIFE BELOW WATER
Last modified : Wed Feb 26 18:15:28 JST 2025