Course title
R12316122
Tourism of architecture planning design

YAMAZAKI Kazuya
Course description
 本授業は、観光を切り口に建築・都市計画について学ぶ授業です。観光立国を目指す日本において、建築・都市計画を実践する際、多くの場面で観光的視点がこれからは不可欠になります。そのため、本授業では国内外の近代・現代の建築・都市計画の事例を重点的に観光的側面から紹介し、それらの観光資産としての価値を見出すだけでなく、観光に寄与するための必要な計画・設計論、活用法(まちづかいなど)などの基礎知識の修得をします。また、観光という側面から建築・都市を概観することは、分野横断的な思考を養うだけでなく、常にソトからの視点で建築・都市を客観視し、つなげる機会にもなります。同様の意味から、観光という開かれた視点から建築・都市の知識を身に着け、発表するにはディベート(討論)形式を取り入れるアクティブ・ラーニングが有効と考え、本授業では実践します。
Purpose of class
 本授業では、観光立国を目指す日本において、建築・都市計画を実践する際に求められる観光的視点を身に着けることを目的とします。建築・都市計画の事例からの観光資産としての価値を見出し、観光に寄与する計画・設計論、活用法とその基本的知識の修得を目指します。また、観光というソトからの視点を通して建築・都市計画を概観することは、分野横断的な思考を養うだけでなく、自己の思考を客観視する技量を身に着けることになります。さらに、世界を舞台に活躍するためには自己の客観化が求められ、そのための建築・都市の知識の獲得と、その知識を活用した議論(ディベート)ができることを目指します。
Goals and objectives
  1. 建築・都市を観光という側面から、工学的に論じ、客観的に理解し、考察することができる。
  2. 観光という、建築領域のソトからの知識を獲得することで、建築・都市計画を実践する際の必要な基礎的な知識を様々な関連文献を参照しながら獲得できる。
  3. 観光という横断的な視点で建築や都市を議論(ディベート)し、各役割(立論・対論・司会進行)を理解し、根拠・理由を明確にした発言ができる。[
  4. 議論の議事録作成や授業内容要約のリポート作成をすることで、授業内容への理解だけでなく、技術的な文章の作成ができる。
  5. 観光という国や地域を越境する特性上、英語など他言語を補完するための知識(コミュニケーションツールではなく、コミュニケーションナレッジ。どう話すか?よりも何を話すか?)を獲得できる。
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

ディスカッション議事録 授業リポート 出席状況 Total.
1. 10% 8% 2% 20%
2. 10% 8% 2% 20%
3. 10% 8% 2% 20%
4. 10% 8% 2% 20%
5. 10% 8% 2% 20%
Total. 50% 40% 10% -
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ガイダンス編:観光を切り口に建築・都市を学ぶ理由 シラバスの熟読、参考文献に目を通す 180minutes
2. 建築編:都市のランドマークとしての建築 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
3. 建築編:人を引きつけるランドマークを作る建築家の役割 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
4. 建築編:世界遺産や負の遺産の建築を観光資源とする 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
5. 建築編:都市インフラとその後の活用 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
6. 建築編:信仰によって人々を引きつける宗教建築 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
7. 建築編:観光資源としてのMICE建築 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
8. 建築編:スポーツと建築施設 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
9. 建築編:都市型文化イベントの施設 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
10. 都市・環境編:建築のための敷地と地形 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
11. 都市・環境編:観光と健康 温泉地の温浴施設とまちなみ 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
12. 都市・環境編:市民や観光客の憩いの場となる都市の広場 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
13. 都市・環境編:アートのある日常と非日常 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
14. 景観編:観光資源になりうる都市景観に向けた建築設計 議題について自身の意見をまとめることを念頭に参考文献などから予習 180minutes
Total. - - 2520minutes
Evaluation method and criteria
成績評価は以下の方法と割合で,評価し、総合点60点以上総合的に評価する。ディスカッションの際に議事録を作成し、授業後に提出を求める。

50%:各回授業後にディスカッションの議事録
40%:第14回後に提出するリポート。
10%:出席状況 ※5回欠席で「D」となるので注意
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Feedback in the class
Textbooks and reference materials
【参考書】
街並みの美学 岩波書店 芦原義信著
見えがくれする都市―江戸から東京へ 鹿島出版会 槙文彦他著
観光学入門 有斐閣 岡本伸之著
文化ツーリズム学 朝倉書店 菊地俊夫他著
東京の創発的アーバニズム: 横丁・雑居ビル・高架下建築・暗渠ストリート・低層密集地域 学芸出版社 ホルヘ・アルマザン+Studiolab (著)

他は授業時に随時紹介する。
Prerequisites
 授業資料を熟読しておく。また、本講義は建築設計演習系授業と密接な関連のあるために、建築設計に必要な基礎的な知識(「建築史」や「建築基礎演習」のような授業を想定)を習得した上で臨んでほしい。履修後も同様に設計演習に関連していくために、建築設計系に進路を考えている学生は受講することをすすめる。
Office hours and How to contact professors for questions
  • メールで対応。面談が必要な場合はメールにて予約を入れること
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic interpersonal skills
  • Course that cultivates a basic self-management skills
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
About half of the classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable  建築設計において、海外で建築士として従事していた経験を活かします。建築設計の知識と手法はもちろんのこと、その建築設計提案を的確に伝えるためのコミュニケーション方法などについて教えます。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 3.GOOD HEALTH AND WELL-BEING
  • 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
  • 8.DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH
  • 10.REDUCED INEQUALITIES
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
  • 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
  • 13.CLIMATE ACTION
  • 14.LIFE BELOW WATER
  • 15.LIFE ON LAND
  • 16.PEACE, JUSTICE AND STRONG INSTITUTIONS
  • 17.PARTNERSHIPS FOR THE GOALS
Last modified : Sun Mar 23 04:04:53 JST 2025