Active Functional Devices

動的機能デバイスは“動き”に着目し、エネルギーを外部への“動き”に変換するアクチュエータや、材料内の電子の“動き”を制御することによって動作する電子デバイスを系統だって研究することを目標としている。昨今では計測技術と物理学の発展により、これまで理解の難しかった複雑な動きを観測・解析できる。本授業では動的機能デバイスの一例としてソフトアクチュエータに着目する。ソフトアクチュエータはこれまでの硬いデバイスとは異なり、柔らかさを本質とした冗長性・形態知能性・生物模倣性などの特長を持ち、様々な外部刺激・材料を用いたアプローチによって探求されている。様々なソフトトランスデューサの原理・製造法からそれを軸として構成されるメカトロニクス・デバイスについての最新の英語論文を輪読し、議論を行うことで理解を深める。

ソフトトランスデューサは、それ自体が持つ「やわらかさ」を利点としてウェアラブルデバイスやグリッパーなど様々な場面での活躍が期待されている。その力学的性質から大変形を起こすため、モデル化や解析が難しく長年の研究が積み重ねられている。本授業では、様々なソフトトランスデューサの原理・製造法からそれを軸として構成されるメカトロニクス・デバイスについて概観を示し、自身で新たな技術・応用先を探求する力を身に付ける。
具体的には、最新の英語論文を調査し、自身の中で内容を理解し、その理解した内容を第三者にわかりやすく伝える能力を身に付ける。また、他人の発表を聞いて自身の考えを巡らし、発表者と自身に新たな知見を与えるような効果的な議論を行う術を身に付ける。

1. ソフトトランスデューサを用いたメカトロニクスの基本構成を理解・分解し、要素技術について説明できる。
2. ソフトトランスデューサーの最新の英語研究論文を理解し他人に明瞭に伝えることができる。
3. 異なる分野の研究者の用語を理解し、効果的なコメントとそれに基づいた議論を行える。

Japanese(English accepted)

授業内で行う２回のプレゼンテーションと議論をそれぞれ５０％として評価する。
自身の研究に関する英語論文をスライドを用いて説明し、内容を他人と議論できるレベルを６０点とする。

学術論文誌より文献を配布する

自身の分野の代表的な英文学術論文誌・国際学会を把握し、最新のトレンドを調査する。

• 火曜日12:30～13:10（豊洲10-O-32、事前に連絡を取ることが望ましい）

Non-regionally-oriented course

• Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
• Course that cultivates a basic problem-solving skills
• Course that cultivates a basic interpersonal skills

Most classes are interactive

• 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
• 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
• 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION