科目情報
Q1610900
力学I / Fundamental Mechanics 1

井上 芳幸
学修・教育到達目標(mDP)
学科 (課程コース) / 専攻 mDP 目標
機械制御システム学科 C-1 数学、自然科学に関する基礎を理解し、利用することができる。
授業の目的
物理学は理工学の基礎をなす学問であり、力学はその中でも身近な運動現象を対象とする基本分野である。力学Iでは、質点の力学、特に一質点系の運動を対象として、力学の基本原理を学ぶ。あわせて、ニュートンの運動方程式を微分積分を用いて扱う方法を修得し、保存力と非保存力の違いを理解するとともに、仕事、位置エネルギー、運動エネルギーおよびエネルギー保存則の概念を理解し、それらを具体的な問題に適用できるようになることを目的とする。
授業の概要
身の回りの物体や天体の運動は無秩序に起こっているのではなく、物体に働く力に応じて一定の法則に従って生じている。力学は、このような運動と力の関係を扱う物理学の基本分野であり、機械の仕組みの理解やその制御をはじめ、理工学のさまざまな分野の基礎となる。

力学Iでは、主として一質点系の運動を対象とし、重力、万有引力、摩擦力、弾性力、張力などの基本的な力のもとで、物体がどのような運動を行うかを学ぶ。高校物理で扱った内容も含まれるが、本授業ではそれらを微分積分およびベクトルを用いて定式化し、ニュートンの運動方程式や簡単な微分方程式を通して、より一般的かつ定量的に扱う。これにより、力学の基本的な考え方と計算法を修得するとともに、基礎的な数学を具体的な問題に応用する能力を養う。

授業は対面講義を主として実施するが,必要に応じてオンライン参加やオンデマンド教材を併用することがある。その際は事前に周知する。
達成目標
  1. 質点の運動について、位置、速度、加速度の関係を微分積分およびベクトルを用いて理解し、運動を記述・解析することができる。
  2. 質点に働く力を適切に把握し、ニュートンの運動方程式を立てて解くことができる。また、初等的な微分方程式で与えられる運動方程式を解き、運動を導くことができる。
  3. 保存力と非保存力の違いを理解し、仕事、位置エネルギー、運動エネルギー、力学的エネルギー保存則を用いて問題を解くことができる。
達成目標との対応・割合

授業内課題 中間試験 期末試験 合計
1. 10% 15% 10% 35%
2. 10% 10% 15% 35%
3. 10% 5% 15% 30%
合計 30% 30% 40% -
評価方法と基準
授業内課題30%、中間試験30%、期末試験40%により総合的に評価する。授業内課題は、各回の確認問題や演習課題等によって評価する。中間試験および期末試験は、授業で扱った基本事項の理解度と、それらを用いて力学の問題を適切に解く力を評価する。

総合点60%以上を合格とする。総合点60%は、講義で扱う基本的内容を理解し、質点の運動の記述、運動方程式の立式と解法、仕事とエネルギー保存則に関する基本的な問題を解くことができる水準を目安とする。

なお、本講義は「学習サポート室」と連携しており、理解の状況によっては、単位取得にあたり「学習サポート室」での学習を必須とすることもある。詳細は初回授業で説明する。
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. - 高校力学と数学の簡単な確認テスト実施
- 講義の進め方、teamsの使用方法説明
- 物理学、力学とは何か
- 単位と有効数字
【予習】テキスト第0章に目を通し,高校数学の微分積分およびベクトルの基礎を復習する。 190分
【復習】授業で扱った単位,有効数字,力学の基本的な考え方を整理する。
2. - 1次元の運動における位置、速度、加速度
- 微分積分の関係
【予習】テキスト第1章1.1 ~ 1.2節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第1章1.1 ~ 1.2節の問題を解く。
3. - 2次元、3次元の運動における位置、速度、加速度
- 等速円運動と平面極座標表示
【予習】テキスト第1章1.3節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第1章1.3節の問題を解く。
4. - 力の合成と分解
- ニュートンの運動法則
【予習】テキスト第2章2.1節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第1章2.1節の問題を解く。第4回授業で取り扱った範囲のみでよい。
5. - ニュートンの運動法則の続き
- いろいろな力
- 万有引力、摩擦力、弾性力など
【予習】テキスト第2章2.1 ~ 2.2 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第1章2.1 ~ 2.2 節の問題を解く。第5回授業で取り扱った範囲のみでよい。
6. - いろいろな力の続き
- 運動量と運動方程式
- 力積
【予習】テキスト第2章2.2節および第3章3.1節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第3章3.1節の問題を解く。第6回授業で取り扱った範囲のみでよい。
7. - 作用反作用の法則と運動量保存則
- 微分方程式のための数学の準備
- 中間テストに向けた復習演習
【予習】テキスト第3章3.1 ~ 3.2 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第3章3.1 ~ 3.2節の問題を解く。
8. - 中間試験
- 試験問題の解説
【予習】第1-7回の復習 190分
【復習】中間試験で扱った内容を見直し、力学の基本事項を整理する
9. - フックの法則と単振動
- 運動を常微分方程式で解く
【予習】テキスト第 4 章 4.1 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第 4 章 4.1 節の問題を解く。
10. - 減衰振動 【予習】テキスト第 4 章 4.2 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第 4 章 4.2 節の問題を解く。第10回授業で取り扱った範囲のみでよい。
11. - 強制振動と共振 【予習】テキスト第 4 章 4.2 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第 4 章 4.2 節の問題を解く。第11回授業で取り扱った範囲のみでよい。
12. - 仕事と仕事率
- 仕事とエネルギー
【予習】テキスト第 5 章 5.1 ~ 5.2 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第 5 章 5.1 ~ 5.2 節の問題を解く。
13. - 非保存力
- エネルギー保存則
- 期末テストに向けた復習演習
【予習】テキスト第 5 章 5.3 節に目を通す。 190分
【復習】テキスト第 5 章 5.3 節の問題を解く。
14. - まとめと期末試験、講評 【予習】第1-13回の復習 190分
【復習】期末試験で扱った内容を見直し、力学の基本事項を整理する
合計 - - 2660分
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
授業内でフィードバックを行います。 - 授業時間中の質問は対面の回は教室で、オンラインの回はteamsで行います。
- 授業外にこまめに teams でフィードバックを行いますので、teams に通知が来たら確認するようにしてください。
教科書・参考書
物理学基礎 第5版,原康夫著,学術図書出版,2,400円+税。第0章から第5章までが本講義の内容に対応する。その他の関連する参考資料・参考書は,講義中に適宜紹介する。
履修登録前の準備
高校の微分積分、三角関数の計算が確実にできるように復習しておくことが必須です。

高校力学を未修でも数学に問題がなく、しっかり復習をすれば合格できる講義ですが、高校の教科書や参考書を一読しておくとより理解しやすくなります。
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 随時メールやフォームで随時受け付ける。
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
最終更新 : Wed Apr 29 11:37:55 JST 2026